リフォーム成功の必須アイテム6選!-Part1
この記事を読まれている方はこれからリフォームを考えている方でしょうが、
いざ、

と思っても、何から始めたらいいかわからない方が多数ではないでしょうか。
いきなり業者に連絡して見積の依頼をするのもいいですし、
ちょっとネットを使って下調べされるのもいいです。
ただ、業者に見積の依頼をする前にお客様で用意されていれば、
その後の業者とのやり取りがスムーズになる
簡単なアイテムが6つあるので、紹介します。
リフォーム成功を手助けしてくれるアイテム6選-Part1
これらを準備しておけば、安心してリフォームを進められます。
リフォーム営業マンとの話の途中で迷ったり、なにを目的に話を
進めていたのか分からなくなったりすることがありません。
それでは紹介していきましょう!
1.住宅図面
こちらはここで言われなくても、
よく皆様ご用意いただいていますね。
トイレリフォームで普通に取り替える時や
システムバスの入れ替えなど、簡単なリフォームでは必要ないです。
しかし、トイレの手洗い器を新設する時や、
在来タイルの浴室からシステムバスを入れる場合など、
工事金額に関わらず、用意しておくだけでメリットがありますので
いくつかお伝えします。
提案・見積の精度の向上
図面上で下地の場所や配管の位置を知れると提案や工事の精度が高まります。
どういうことかというと、
まず、リフォームにおいて重要な設計提案段階で
必要な工事がわかるので見積の精度が高まります。
柱や筋交いの有無により耐力を考えて、梁補強をする、
配管の位置を考えて、必要な部材を計算する。
わかっていれば必要な工事を見積に入れられますが、
わかっていないと、後から段取りやら追加料金やらが必要になりますので
業者とお客様、お互いにとってかなり重要な要素です。
これらの正確な見積はお客様のためになる工事として成り立つので、
見積の精度の向上=提案力にもなります。
図面上ではそこに「有る」筋交いや配管は
実際に壁を開けてみると無い場合もありますが、
有る無しに関わらず、準備が出来ていると出来ていないでは
仕事のスピードや心持ちが変わるのは皆様もよくお分かりいただけるでしょう。
話が早く進みやすい
図面があると大まかな寸法が分かるので
細かい寸法が不要な部分の採寸が早く終わります。
そうすると、その後の営業マンのヒアリングの時間が長く取れます。
つまり、より深くお客様のことを知ってもらう機会が増えるということです。
何が言いたいかというと、
お客様のことをよく知る営業マンの見積や提案書は精度が高い!!
ということです。
二度目の「精度」になりましたが、前項とは違い、
今回の精度はお客様のご要望に近いという意味での精度の高さになります。
前項は必要な工事の精度でしたが、



□□なイメージにしたいのだったな
××な想いで工事をしたいと仰っていたな
△△は特に必要としていなかったな etc…
こういったことを考えられて、それぞれのお客様のご要望に合わせた
お客様専用の見積・提案にできる、これも見積・提案の精度になります。
そして、これができる営業マンは
一回一回の商談の質が高いので、全体の商談が短くなります。
ヒアリング力の低い営業マンだと、見積を提示しては、



これはイメージと違うねぇ。
○○のイメージの工事にできないかなぁ?
ここも□□工事が抜けてないかな?
などと、お客様のことをよくわかっていないから、
お客様が望むイメージが湧かない、
ちょっとした工事のご要望を聞き逃している、忘れている、
といったことが起きがちです。
こうなると最終的な見積になるまでに何度も足を運んでもらう羽目になります。
営業マンもお客様も時間を合わせては、話をするって結構疲れませんか?
そして、相見積を取ることを想定すると最低3社は取りますよね?
大体商談のスパンは1週間くらい、業者によっては2週間かけるところも
ありますので、2か月くらい契約までにかかるわけですよね。
2か月も決まらないと、お客様も工事へのモチベーションが下がりますし、
他の予定がどんどん入ってきやすくなって、話そのものが流れやすいです。
その間にお客様が業者と話す回数は、最低10回です。
【3回(初訪、見積、再見積)*3社+1回(1社と契約)】*2時間=20時間
と、考えてみると一回一回の商談の質を高めることが
どれほど大切かわかります。
無駄な商談をするよりもいい工事にするための
打合せ時間を多く取りたいですよね。
かなり遠回りになりましたが、
図面があることのメリットはご理解頂けたでしょうか?
2.予算
こちらもここで言わなくても、ほとんどのお客様が
ある程度の予算を立てて商談に臨まれると思います。
予算の決め方としては工事費用の相場を見たり、知人に聞いたりして
情報を得られていることでしょう。
ご予算の立て方は参照までに以下リンクが
パッと見て分かりやすかったです。
参照元URL:https://house-ad.jp/renovation-budget
アコーダー・ビジネス・フォーム株式会社運営「ハウスアド」
さて、予算ですが、準備するモノといっても
お金を用意する必要はありません。
大まかに2種類用意してください。
1つ目の予算ー複数プラン用
こちらは最初に営業マンに伝えるご予算です。
大体、トイレ工事なら10~20万円、
浴室工事なら100万円くらい、キッチン工事なら100万円くらい、
といったような初対面で伝える「大体の予算」ですね。
たまに浴室工事で50万円予算のお客様がいらっしゃいますが、
この時点で半分の営業マンは諦めて、予算が上がったら再度来店するように伝えます。
あとの半分の営業マンは大体の概算をお伝えして、そこで予算が上がりそうなら
追いかけますが、それでも半信半疑の状態です。
予算は結構営業マンのモチベーションにも繋がりますので、
あまりにかけ離れた金額はダメです。
安いほうがいいのは間違いないですが、
20万円くらいまでしか頑張りようがないです。
頑張りとは、ただの値引きではなくて、
設備や工事の内容を最小限にしてという意味です。
これを伝える目的は、
この予算を基準に複数プランを考えてもらうことになります。
複数プランとは基本的に、以下の3プランです。
・ご提案プラン=リフォームのプロが一番いいと思う内容で、予算に近づけたプラン
・ご要望プラン=予算度外視でお客様のご要望をすべて叶えたプラン
大まかにこの路線に外れない内容で業者が作成すると思います。
予算が比較的多めにあって、要望もほどよく良い内容で、
リフォーム営業マンがこれしかないと思う工事内容が網羅されているような
好条件の場合は除きますが、まぁ普通ではありえません。
このような複数プランを出さない業者はそもそもあまりおすすめしません。
お客様に対して不親切でいい加減です。
工事もいい加減な傾向があるでしょう。
2つ目の予算ー契約に向けて
2つ目の予算は、実際に「ここまでなら今回の工事で出していいな」という金額です。
浴室工事ひとつとっても、



とか、



など、各ご家庭の状況によって、本当に出せる金額が
決まっているはずです。
時には、営業マンの提案を受けて、



という場合もあるかと思いますが、稀なことだと思います。
ご家族で話し合って本当に限界のMAXの金額を決めておきましょう。
この予算は営業マンとの話を進めるうちに変わってもいいです。
そして、この予算を提示するのは最後の最後です。
ある程度、正確に煮詰まった内容の見積が出来、
業者選定も1社に決められた段階で最後に
担当営業マンに契約までの一押しで値段交渉をします。
割引をする比率で反応は変わると思いますが、
多くは以下のような対応をすることになります。
(あくまで管理人の個人的主観ですので、参考までにしてください)
・割引が2~3%
十中八九その場で営業マンの裁量で契約になります。
営業マン単独でも頑張れば補填できる範囲です。
・割引が5%前後
私なら上長に電話して決済をもらうか、
多少の粗利低減を覚悟して契約に持っていきます。
かなり頑張れば営業マン単独で補填できるギリギリのラインです。
最悪、上長に対応してもらいます。
・割引が10%前後
その場では返答せずに持ち帰ります。
上長に相談してどういった対応をするか決めます。
正直決済どうこうのレベルではありません。
契約に持って行かない方向で話が進むでしょう。
500万円以上の工事であるとか、
数字が無い、もしくは歩合が付くか否かという状況以外でないと
受け入れられるのは厳しいと思います。
このような対応になるでしょうから、
しっかり予算を練りましょう。
こちらの予算は途中で変更してもいいですが、
無理のない範囲でのリフォームをするために設定するので、
そのことを念頭に置き、優先順位を決めながらどこまでするのか、
ご家族で話し合いましょう。
3.リフォーム情報リスト
ここからはあまり重要視されない、用意をされる方が少ない内容になっていきます。
リフォームの情報リストとは、工事をしたい部位や
なんで工事したいのかなどをまとめておくリストです。
「工事をしたい部位は当然決まっているでしょう。」
と思われるでしょうが、
意外とブレがちなところです。
最初は、



と仰っていても、営業マンと話して提案を聞いているうちに



という風になることも少なくなりません。
これはほんの一例で実際に費用にしても、何十万円とかかる内容ではないですが、
こういったことの積み重ねでリフォームの見積は成り立っています。
魅力的な提案や視覚的にわかりやすい施工事例などで
営業マンの話を聞いているうちに色々なこだわりがでてくるので、
簡単に見積金額が増えていきます。
ですので、
これらをしっかりご家族と話し合って
優先順位と共に内容を精査しておくべきです。
特に動機付けは重要な項目です。
この決めた内容に沿って話を進めていけば、
途中で、あれもしたいこれもしたい!となっても
根幹の動機やお悩みを解消する大元はブレずに進められると思います。
ですが、これらは途中で変わっても構いません。
本当にしたいことの優先順位が変わったときや、
実は気付いていなかった本当のお悩みの解消に関わること
(多くは営業マンとの話の中で気付きます)、
ご家庭の状況が変化しそうになった場合など、
ご家族と再度話し合いをして必要だと判断されれば、
この優先順位を変更しても大丈夫です。
大事なことは、なんのためにお金をかけてリフォームをするのかの
動機付けをしっかり行うことです。
動機はなんとなくの感覚では付いてきません。
ご家族の状況により、生活が豊かになることを目指すことでしか
動機付けはできないです。
このリストをしっかり作成して
皆様の想いを形にしておきましょう。
或いは、ご家族皆様がそれぞれリストを作成してから
話し合いをしてもいいかもしれません。
普段の生活のどういったことに困っているのか、
どんなことを感じているのか、
ご家族の事をもっと深く知るいい機会にもなりそうですね。
ちょっとした例を下にあげています。
リフォーム情報リスト | ||||
工事部位、改装後のイメージ | なぜしたいのか、悩み | 予算 | MAX予算 | |
全体の予算 | ・2世帯家族が暮らしやすい空間にしたい。 ・健在である義母と義父の負担が減るよう、使い勝手を 改善したい。 |
150万円 | 200万円 | |
・キッチン ・収納が多くて、 使い勝手の良い キッチン |
・建築当初から使っていて、25年近く使っている。 ・かなり汚くなってきており、扉もがたついて閉められない。 ・開き扉のため、一回一回屈まないと、モノが取れない、見えない。 ・コンロは4年前に替えたため、そのまま使いたい。 ・高齢になってきた義母のためにも使いやすくて体に負担の少ないキッチンにしたい。 ・水栓はシャワー付きのノズルが伸びるタイプの方が使いやすいと聞いた。 ・料理好きの義母のためにもオーブンをできれば設置したい(予算次第) |
100万円 | 120万円 | |
変更した点(2021/07/14) | ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・システムキッチンならすべての収納が引出になるらしく、作業台の高さも義母に合わして変更できるそうなので、身体に負担の少ないシステムキッチンにする。 |
↓↓↓↓↓
110万円に |
↓↓↓↓↓
120万円 |
|
・リビング ・綺麗で明るいリビング |
・キッチンと隣接しているため、やるなら最低限壁や天井の内装をしておきたい。 ・読書好きの父のためにダウンライトをいくつか設置して明るい空間にしたい。 ゆくゆくは子供達の勉強机をリビングに移して活用したい。(予算次第) ・造り付けの本棚を設置して、読書に専念できる空間を作りたい。(予算次第) |
50万円 | 80万円 | |
変更した点(2021/07/14) | ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・内装だけなら20万円程… |
↓↓↓↓↓
40万円にダウン |
↓↓↓↓↓
MAX予算 |
今回はキッチンとリビングの改装を想定してみました。
家族構成は2世帯で
- ご高齢のご両親
- 息子さん夫婦と子供2人
といった内容です。
ざっと書いたので見づらくて申し訳ございませんが、
要点は整理できていると思います。
なんでその内容にしたいのか、目的は何なのかを整理すると
取捨選択をしやすいので、リストの作成はおすすめです。
もっと、理由や目的を細分化したり、金額を細かく分けると、
工事内容の理解と共に整理がしやすいかもしれません。
状況にあわせて、工夫できるといいですね!
まとめ
いかがだったでしょうか。
お客様が先に準備しておくと役に立つことを紹介致しました。
まだ項目が3つですが、分量が中々多くなってしまったので
2回に分けることに致しました。
Part2はこちらです↓↓↓↓
1.図面や2.予算は当たり前になっていることですが、
3.リフォーム情報リストは複合的に要素を盛り込めるので
状況に則って最適なリストを作成すれば、
リフォームの成功を手助けしてくれるアイテムになるのは
間違いありません。
ちょっとした手間でお客様のリフォームを支援してくれる
これらのアイテムを是非活用してください。
もし、これらのアイテムを作成するのが面倒な方は
Riformationが独自に用意したこちらのツールをお使いください!
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