リフォーム成功の必須アイテム6選!-Part2
前回の記事から
業者にリフォームの見積をしてもらう段階や、
業者が来る前の段階でご用意していただくと、
リフォームを成功に導けるアイテムを紹介してきました。
前回の記事では3つの重要なアイテムを紹介し、
今回の記事では残りの3つのアイテムを紹介します。
前回の記事をまだ見られていない方はこちらをご覧ください↓↓
リフォーム成功を手助けしてくれるアイテム6選-Part2
これらを準備しておけば、安心してリフォームを進められます。
リフォーム営業マンとの話の途中で迷ったり、なにを目的に話を
進めていたのか分からなくなったりすることがありません。
それでは紹介していきましょう!
4.お悩みリスト
こちらは前回のリフォーム情報リストと被る部分がありますが、
お悩みやお困りごと専用で作成します。
これはなんで必要なのかと申しますと、
リフォーム営業マンにご要望を共有できる一番簡単な方法だからです。
リフォームのヒアリングでは大前提で
どんな内容の工事の見積をするかというのは
分かった上でお客様のご自宅にご訪問致しますが、
なんでしたいのかはわからない状況でお伺いします。
当然、話を進める上でなんで工事をしたいのですか?という
話は出てきますが、正確なご理由を述べられるお客様は少ないです。
それは、

といった、警戒心や遠慮や恥ずかしいなどの気持ちだったり、



といったお考えや初対面で緊張しているなどもあったりするかもしれません。
ですが、営業マンにどういった悩みがあるかを伝えるのは
とても重要なことです。



キッチンを壁付I型で対面キッチンにして、
キッチンスペースを2mくらいにすると、
理想的なキッチンになるわ!



この場合だとL型キッチンにしたほうが
ご家族皆様のご要望に応えられるのだけど
ご要望されていないしな。。。
というように、決め過ぎていると営業マンも言いづらいものです。
具体的にどうこうしたいという要望よりも、
なんでこうしたいか、根本的な問題は何なのかを教えてもらった方が
多様な提案をしやすくなります。
また、ただこうしたいというのを完全に決めた状態ですと
業者の提案の入る隙がなく、ただの価格競争になりがちです。
どんな業者がやっても上手くいくであろう工事であればそれで十分ですが、
創作的な工事内容がある場合や、
工事をする意図を汲み取った上で確実な工事をしないと
中途半端な使い勝手になってしまう可能性がある場合など、
素人では判断が難しい領域の話にはなりますが、
そういった意味での業者の選定は非常に重要です。
細かく工事の内容をヒアリングしてくれる業者であれば、
細かな工事の仕上がりやどういったことが難しいかの説明があったり、
どこまで細かく寸法を決めておくのか、
どの設備をいつまでに位置決めするのかをアナウンスしたり、
お客様との打合せの時間を多く取ると思います。
その上で工事の内容を職人さんや現場監督と話し合い、
入念に確認を行いながら工事を進めるでしょう。
しかし、価格だけで決めてしまい細かな配慮やお客様への想いが無い業者を選ぶと、
いざ工事が始まった時に、職人さんの勝手な想像で
メーカー推奨の位置に設備を取り付けたり、
お客様の要望に沿わない、指示の無い状況で工事が進んでしまったりして、
全く思ってもみなかった仕上がりになるなんてこともよく聞く話です。
話は逸れましたが、提案を受けることも業者選定の上で
重要な要素になりますので、工事の内容を決め打ちしすぎないことと
価格競争で業者を選ぶことがないようにしましょう。
話を戻しますが、このお悩みリストを営業マンに渡してしまうだけで
お客様のお悩みと生活様式と予算に合った提案を
それぞれの会社が独自の内容で行ってくれるわけです。
ちょっとしたニュアンスの違いやイメージ、
好みの差で実際に行う工事の内容は変わるでしょうが、
その提案を聞くと、
どういった想いで営業マンがその提案をしているのか、
なぜその内容がお客様にとっていいのかをしっかりと理解できると思います。
お客様側で決めた内容でただ見積をしてもらうよりも
プロの目から見て、お客様にとって最適な工事や
お客様が全く想像もできなかった商品での提案があるに違いないので
要望を伝えることよりもお悩みを共有して
どうやってそのお悩みを解消するのかを一緒に話し合うことが大事です。
是非、お悩みリストを作ってみてください。
5.断捨離リスト
こちらはある程度大きな規模の工事でないと必要ではないと思われがちですが、
意外とどんな工事でもあった方がいいリストです。
特に入れ替える備品関係でこれは多く、
例えば、トイレの取替工事で紙巻き器のお取替えも含んでいた場合、
この「現状付いていた紙巻き器」を捨てるかどうかも考えものです。
トイレ工事ならほとんどお施主様がいらっしゃる1日で終わる工事ですから、
お施主様に必要かどうかを聞いて廃棄するかどうかを決められます。
ただし、お施主様がいらっしゃらない場合もあります。
浴室洗面トイレ改装工事などは1週間程の工期がかかります。
工事をすべて土日にするのは不可能なことですので、
当然、お客様がいらっしゃらない日も工事に入ります。
また、工事を担当する営業マンも現場監督も常時現場にいられるわけではありません。
事前に打ち合わせの段階で既存の備品を捨てるか残しておくか決めていればいいですが、
どうしても見落としがあって、捨ててはいけないものを捨ててしまう、
捨てなきゃいけないものを残してしまうことがあります。



と考える方もいらっしゃると思いますが、
・まだ綺麗だから2階に使いたい
・実家に使いたい
・オークションに出したい
など、色々な理由でお取り置きされる方もいらっしゃるので、
捨てる捨てないは意外とデリケートな部分です。
また、工事中にちょっといらなくなったものを捨てさせてほしいという
お客様がたまにいらっしゃいます。
たまにというか1週間以上の工事ではほとんどのお客様が、工事の途中で
物を捨てさせてほしいと言ってきます。
本当にちょっとならいいですが、ベッドの躯体や化粧ドレッサー、箪笥など、
自治体に相談しても5000円から8000円はかかるだろう!と
いうような物を捨ててほしいと言われる方がいらっしゃいます。
気持ちとしては無料で捨てたいですが、こちらもボランティアではないので
お金がかかりますよね。
『有償で。。。』というと嫌なお顔をされる方もいらっしゃいます。
お互いに嫌な気持ちになってしまう前に、どれを捨てどれを残すのかの
打合せをしておきましょう。
リストがあれば担当営業マンから現場監督や職人さんに伝えておけます。
そうすれば、無用な事故(捨てる、捨てない)が減ります。
また、仕事ができて気の遣える営業マンなら
捨てる物と捨てない物を一目で判別できるように
「廃棄カード(捨てる物に貼る)」と
「生捕カード(残す物に貼る)」を現場で直接貼っていきます。
どんな会社にもこういった「分別用のカード」の役割があるカードは
あると思いますので、是非使っていきましょう。
断捨離の仕方はこちらのサイト様がわかりやすかったです。
断捨離のコツと驚きの効果を紹介!やり方や後悔しない捨て方教えます
ミツモアMediaさん
断捨離の考え方はこちらのサイト様が丁寧でした。
やましたひでこさんに聞く ビジネスシーンにおける「断捨離」の意義
EPSON スキャナー WORK STYLE MAG
ビジネスシーン、且つスキャナーの製品情報に関連したコラムで
生活関連ではありませんが。。。
ちなみに私はミニマリストでもなんでもありません。
しかし、リフォームをきっかけに物を減らしてより良い暮らしに
変えましょうという話はよくお客様にもしていました。
実際、工事中に物が雑多になっていると工事できませんし、
養生することもできないので整理整頓は必ずやってもらうことです。
内装業者さんは特に壁や天井の施工をするので、
壁際に大きなものがないように中央に寄せて養生することもあります。
実際、物が少ない方が空間として気持ちがいいですよね。
工事の際に物を動かしたり、整理整頓するのも大変なことです。
業者と何より家族のためにも断捨離リストを作って、
整理整頓がしやすい暮らしにしていきましょう。
6.業者分析シート
最後になりますが、こちらはあると混乱することが少ないかなという資料です。
業者の情報をまとめておくシートになります。
実際にはどんなことを記入していくものでしょうか。
最低限必要なことは、営業マンが言った工事の内容と工程関連くらいでしょうか。
その他羅列しますと、
1.工事の詳細な説明について(工程含む、いつから入れるか、何日かかるか)
2.会社の名前や所在地、得意分野などの会社情報
3.アフターメンテナンスや商品の保証などの保証情報(商品だけでなく工事の保証はあるか)
4.見積も含むなら得意なメーカー、取扱いのメーカー、割引率
5.提案の内容、良かった点、特徴
6.工事中の管理体制について(誰が管理するのか)
7.それぞれのアポの日程、約束は守るか
8.お客様からのご質問
大まかな分類ではこのくらいだと思います。
8のお客様からのご質問では皆様が大事だと思うことを考えてください。
職人さんの体制が気になれば、どういった職人さんが来るのか、
どういった協力体制なのか、人柄はどうか、現場でのルールは周知しているかなど、
営業マンが気に入ったのなら転勤はあるのかなど、
工事中に気になったことがあれば、営業マンに尋ねるのか、
現場監督に連絡してもいいかなど、
人によって気になるところはまちまちですので、
どんなことでも相談するようにしましょう。
作ったリストは最終的な業者の選定作業に活かされます。
これがあれば、業者の良い所、特長、考え方や思いなど
それぞれの業者の金額だけじゃない部分が見えやすくなると思います。
今後の長いリフォームのお付き合いを考えても、
後悔しないような対応をしてくれる業者を最初に選べていれば



と思えます。
初めての仕事じゃない方が、お客様も言いたいことがいいやすい、
ご家族の事情を把握してくれていて何も言わなくても気の利いた対応をしてくれる、
前回良い工事をしてくれた職人さんも再度呼んでくれるなど
良いことの方が多いです。
業者の選定については私のブログでまとめておりますので
こちらも是非、目を通してください。
その他
ここまでリフォームを成功に導くアイテムについて、言及してきました。
口で言うのは簡単ですが、こういった資料を一から調べて必要なものを盛り込みながら作って、
更に実際にリフォームを依頼して、成功に導いていく、、、
というのは難しいことだと思います。
ですので、このパートでご紹介した資料を
いくつか作成してみようと思います!
近日中に公開予定です。
是非ご活用してください!
まとめ
いかがだったでしょうか。
お客様が先に準備しておくと役に立つことを紹介致しました。
この記事はPart2で、6つの内の3つを紹介しております。
もしもPart1を見られていない方いらっしゃれば、是非見てください。
Part1はこちらです↓↓↓↓
4.お悩みリスト、5.断捨離リスト、6.業者分析シート
これらはすべてお客様の考えていることを整理して
情報を上手く伝達することを可能にするアイテムです。
不要な部分も工事や状況によってはあるでしょう。
しかし、これらを作成していく過程で考えたり、真剣に悩んだりすることも
リフォームの成功を手助けしてくれる経験になるのは
間違いありません。
ちょっとした手間でお客様のリフォームを支援してくれる
これらのアイテムを是非活用してください。
アイテムを作るのは難しいという方は是非、こちらも活用してください。
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